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ベーシック事例 係長の役割(書籍レビュー・書評・感想)

 


係長の役割は、別ページで詳しくお話してきました。>>詳しくはこちらです。このページでは、「行政」の係長に的を絞って学習できる書籍をレビューしていきます。

一般企業にはない、独特の係長の役割と同格の役割を持った「ある役職」についてもお話していきます。


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 行政(地方自治体)で働く係長の役割の事例・実例を描いた書籍です。


 自己啓発書のように簡単で分かりやすい内容では無く、あくまで事例にこだわっているリアルな手引書、実用書になっています。

   

 係長になったばかりの方には、少し難易度は高めですが、係長に昇進してから2年〜3年の年数が経過してから読むと、自分の中にスッと入ってくると思います。


 この本は、係長に昇進して4〜5年(私はこの期間を中級と呼んでいます。)経過してから読み返すと、自分の経験や判断と比較しながら読めるので、より仕事に活かせる考え方が身に付くと思います。


 係長を課長補佐に置き換えても使えるので、係長〜課長補佐までは、マニュアルとして読んで学べると思います。


 この本は、1994年に初版が発行されたもので、かなり年数は経過していますが、私が今も組織学を勉強(再確認)する為の本として重宝しています。


 係長と一言で言っても色々な立場や組織がありますが、この書籍は地方自治体向けの「係長の役割」事例に沿った解説集と言えると思います。

 
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行政に多い役職の「主査」って?

  地方自治体(行政)の場合、行政事務を中心としています。役職の数も多く、主事、主任、主査、係長、課長補佐、課長、部長、副市町(知事)、市長(知事)など様々です。


 この書籍では、係長が「係の長」である場合が想定がされており、リーダー職というよりは、マネージャー職としての係長の仕事の仕方が書かれています。


 面白かったのは、係長級である「主査がなぜ増えているのか?」の理由が、(1)ポスト不足に対する対策として(2)住民サービスによって組織をあまり肥大化させない(係を増やさない)為の方法として考えられた役職であることです。


 サラリーマンとしては、ポストが増えることは結構なことだと考えます。


 ただ、上層部から見れば、自治体サービスが増えるごとに「係」を設置し、主事、主任、主査、係長を置き、最終的には課長が監督する課にくっつければ、ポストを作ることで人件費もかさんでしまいます。


 それが、係長級である「主査」であれば、組織を大きくすることなく、重要な仕事を任せられるわけです。これは「なるほど!」と思いました。


 ただ、実際には組織内に主査が多くなればなるほど、ライバルが増えることになりますので、次のポストの課長補佐には、なかなか昇進できないという現象がおきます。

 
 この書籍が長く売れている理由として、「管理職」や「課長」の本は山程ありますが、係長の本はほんの数冊しかありません。それがまず一つ。


 また、本の内容と現在の状況を比較すると、管理監督者は係長では無く、課長補佐や課長へとシフトしました。そうなると、「係 」が減少し、従来のように業務分掌された「係」の管理監督者のような権限を持つ係長は少なくなってきています。


 係の不足に伴って、マネジメント職である「係長」のニーズも少なくなってきているのだと思います。


 係長は管理監督者であった時代に特化した「ベーシック事例 係長の役割」ですが、組織学やリーダーシップ、課長の補佐や部門調整役の仕事の仕方はしっかりと事例でまとめらています。


 じっくりと読んでいけば、単なる自己啓発書のように、「わかったような気がして元気にはなるが、実際には何も分かっていない状態」にはならないと思います。
 
 この書籍での係長の役割をまとめたいと思います。

 係長の役割とは、

 ・ 仕事の管理
 ・ 職員の管理
 ・ 上司の補佐
 ・ 同僚との関係維持
 ・ 自己啓発


 以上の5つが係長の役割として、述べられています。

 次に、私の経験から考えてきた係長の役割は、


(大項目)
・ 現場の第一線のリーダーであり、部下を指揮し、目標を達成すること
・ 職務遂行(実務)に関する責任者であること
・ 上司(課長職)と平社員とのパイプ役、連結ピンの役であること


(小項目)
・ 部下を教育し、部署内で即戦力にすること
・ プレイングマネジャーとして実行力を持つ事
・ 課長補佐の役割を果たす事です



 以上の6つです。職員の管理監督者から、仕事の管理へ移行し、係長は実務部隊のプレイングマネージャーの役割へと変化しているのが分かります。


 事例集ですので、サクサク読めないというジレンマはありますが、何度も読み返すと良書になると思います。係長のマニュアルとして活用してみてください。
 
(本の構成)

第1章 係員の指導(新規採用職員の受け入れ、指導はどうのように行うか 他3項目)

第2章 係内のコミュニケーション(係員への指導はどのように行うか 他3項目)

第3章 リーダーシップ(係長のリーダーシップとは何か 他2項目)

第4章 モチベーション(やる気のない係員から意欲を引き出すには 他1項目

第5章 人事・人間関係(係員に御職の疑惑があるがどうすべきか 他 5項目)

第6章 仕事の改善(事務改善の提案にどうこたえるべきか 他3項目)

第7章 上司の補佐(新任課長をどのように補佐すればよいか 他7項目)

第8章 他係との協働(他係の職員に応援を頼む場合に注意すべきことは 他3項目)

第9章 係長としての自己啓発(組織における係長の位置づけをどう認識するか他2項目)


(著者が執筆したその他の書籍)

松田二郎
ベーシック事例 課長の役割
株式会社法研究

三枝修一
新地方公会計の実務 ―東京都における財務諸表の作成と活用


購入方法

ベーシック事例 係長の役割  係長の役割―ベーシック事例


全268ページ/ 1994年5月25日初版発行/2007年12月14日13刷発行/編集者 松田二郎・三枝修一/発行所 学陽書房
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